月の港ボルドー ワインの都の水鏡にて
 ボルドーといえば想像するものは恐らくワインでしょう。ではフランスの都市、ボルドーはどんな街だと言われて、想像が付くでしょうか?

 実はボルドーの中心市街地は「月の港ボルドー」という定義で、世界文化遺産に選ばれています。普通「世界文化遺産」と言うとスポット的に特定の歴史的建造物という形で指定されることが多いですが、このボルドーは違います。ボルドーはワイン貿易で栄え、近世からの歴史建造物が多く残っているため、市内人口24万人の都市でありながらも街の中心エリアが面として世界遺産に指定されているのです。

 その中心に位置するのがブルス広場( Place de la Bourse )です。

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LeicaM9  + Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical II

 ブルス広場には「水鏡」( Miroir d'eau )という薄く水を張った施設があり、ブルス宮殿とトラムを眺めるボルドーを代表するシンボルとして知られています。

 どうですか。この絶景?




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Canon EOS 5D MarkII + Carl Zeiss Vario-Sonnar T* 80-200mm F4

 水鏡の上でダンスの練習をしている二人組がいました。絶景だからこそ絵になります。

 奥に見えるのは旧商工会議所です。フランスの壮麗な建物というと、つい王侯貴族によるものを想像してしまいますが、ワインの街・ボルドーでは、貿易商人が大変な力を持っていたことがうかがい知れます。歴史ある風景も、現代的なアートの文脈に溶け込むことができる点は、さすがフランスの懐の深さといったところでしょうか。

 ちなみに建物のほとんどは石灰岩で造られているのですが、これらの石灰岩は、ボルドー近郊にあるワインで有名なサンテミリオンのあたりから運ばれてきたものだそうです。


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Canon EOS 5D MarkII + Carl Zeiss Vario-Sonnar T* 80-200mm F4

 なぜここで歩きながら電話しているかよく分かりませんが、なんとなく自由になる場所ではありますね。

 ビジネスの最中のような方がウロウロしていたのも印象的な点でした。






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Canon EOS 5D MarkII + Carl Zeiss Vario-Sonnar T* 80-200mm F4

 ネオクラシック様式の壮麗な建物が目に飛び込んできます。


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Canon EOS 5D MarkII + EF24-70mm F2.8L USM

 一定時間ごとに水が引きます。これはちょうど引いたときの写真です。

 観光客もそれなりに多いのですが、それよりも地元の人が大変多く、童心に帰って楽しんでいる様子が見られます。季節ごとにまた楽しみがあるんでしょうね。




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Canon EOS 5D MarkII + EF24-70mm F2.8L USM

 友達の男の子に水をたくさんかけられて泣いてました。

 美しい場所には必ずドラマがありますね。




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Canon EOS 5D MarkII + EF24-70mm F2.8L USM

 水が引いた後、突然現れるのがこのミストです。ミストが出たときも絵になります。








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Canon EOS 5D MarkII + EF24-70mm F2.8L USM



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Canon EOS 5D MarkII + EF24-70mm F2.8L USM

 昼過ぎに突然の雨が降ったのですが、すぐに雲は切れ、空気は一層鋭さを増しています。日が暮れると共にその雲に遠方の光がかかり、色を増していきます。





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LeicaM9  + Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical II

 広場の真ん中には架線の無い最新式のトラムが通り、夕暮れと共にこの広場の美しさが増していきます。ボルドーの西は大西洋。海の向こうから届く綺麗な光が、リゾートを思わせるような夕暮れを演出してくれます。




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LeicaM9 + Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical II

 美しい空の下、子ども達は元気です。




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LeicaM9  + Summilux 35mm F1.4 2nd

 日が暮れて、ズミルックス35mmの淡い写りが夜の訪れを描き出します。少しにじんだこの光景は決して大げさなものではありません。むしろ記憶の中のイメージはこの通りと言える気がします。

 ボルドーのこの美しい光景は、一生忘れることが無いでしょう。


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ボルドー(Bordeaux)
フランス南西部の要衝となる都市。アキテーヌ地域圏の首府。都市圏人口85万人。2007年に世界遺産登録。

日本から直行便無し(日本からはパリまたはアムステルダム経由の航空便となる)。またはパリからTGV直行便で約3時間30分(東京から新幹線で岡山あたりまでの所要時間に相当)。

ボルドーで撮影した写真はこちらへ → ボルドー
フランス南西部の美しい町の写真もどうぞ → サルラ





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by vivid_bit | 2013-11-06 18:28 | SWH 15mm F4.5 II
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