Biogon21mmが写す色鮮やかな世界
 CONTAX Gシリーズの映し出す世界はどれも個性的で、素晴らしいものばかりでした。色鮮やかといっても、デジタルで撮ったときに彩度を引き上げたような鮮やかさではなく、色の濃度が増していくような鮮やかさがリバーサルで見たときのGマウントレンズの特徴だったように感じます。

築地の夕暮れ


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CONTAX G2 + BiogonT*21mmF2.8(以下全て同じ) 聖路加タワー

 中央から左側に見えるのが晴海、右側に見える二つの高層マンションのあるあたりが勝どきです。晴海の奥は今ではもう少し開発が進んでいます。

 波長の関係で、蛍光灯の緑色を強く写し出すのがリバーサルフィルムの特徴ですが、デジタル全盛の今になっては、やや忘れそうになっている色合いですね。

 BiogonT*21mmF2.8 は、コントラストが高く、濃厚な色彩を見せてくれます。全く歪みが無く、線がまっすぐに伸びる気持ちよさは、特に建物を近くで撮るときに感じることでしょう。そのシャープな描写力は一眼レフ向けの広角ズームレンズを一瞬にして霞ませる力を持っています。


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 この聖路加タワーの展望台は今では廃止されてしまっているのが大変残念なのですが、海と街という組み合わせは実に美しいものだなとつくづく感じます。

 やはりここでも特有の色彩を見せてくれます。




汐留の夕暮れ


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汐留シティセンター・ゆりかもめ

 説明が難しいのですが、今のデジタルカメラで撮った景色とは違うんですよね。

 フィルムの色調はその時代を色濃く反映しますが、大して時代の経っていないこのような写真でも、ちょっと懐かしい感じがしてくるのが不思議です。夕暮れ時に青く染まる街並みと、夕陽が照らし出す紫色の空と、蛍光灯の緑色が実に気持ち良く、そして懐かしいのです。

 ビオゴンが描き出すまっすぐに伸びる線もさすがという感じがします。歪みの無い世界は本能的に自然に感じるんでしょうね。

 汐留という街は、新しい時代の巨大再開発プロジェクトとして鳴り物入りでスタートし、そしてこの街が出来たときは、そのありように驚いたのですが、今となってみると超高層ビルが密集して立ち並んでいる姿も当たり前のような景色になっています。もう少し経ってみると、この汐留も懐かしいという感じがしてくるのかもしれません。





瀬戸内海・直島の夕暮れ


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直島宮浦港




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直島 「赤かぼちゃ」(草間彌生)

 今にして思い返すとリバーサルフィルムで撮る夕暮れの色合いは独特ですよね。また決して正直な描写ではありません。

 でもそれがとても面白く、美しく、そしてこのカメラ・レンズでこそと思います。

 すでに過去の記事でご紹介していますが、瀬戸内海の島のあちこちに現代アートが転がっている光景は実に不思議で面白いです。個性的なカメラを振り回すには絶好の場所でしょう。

 今年は瀬戸内国際芸術祭2013を開催しています。岡山からも高松からもそう遠くないですし、足を運んでみてはいかがでしょうか?

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by vivid_bit | 2013-08-14 18:00 | Biogon 21mm F2.8
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