DP2 Merrillに限らず、DP1MerrillもDP3Merrillも同じだと思うのですが、現像してから絵を作り込むことができる点で、 他社のAPS-Cサイズのセンサー陣を大きく凌駕しています。 どうしても解像力の凄さに目が行きがちなのですが、いじっても破綻しないコシのある描写です。 大げさかもしれませんが、デジタルの新しい力を引き出したとさえ感じます。 爽やかな青空の下、千葉館山に向けて出発です。 アクアラインを越え、木更津に到着。 ご当地らしいものを食べたいという欲を抑えきれず、かき揚げのあるあさり膳を頂きます。 駐車場が異常に広く、一体何ランドかとびっくりしたのですが、観光ツアーの団体さんが登場したのを見て納得です。 老舗のお店らしく、大変賑わってました。 Where is a paradise?こちらは賑わってませんでした。 通称・南パラ。 でも温室で見る植物はどれも綺麗です。 今まで硬い風景ばかりを掲載してきましたが、動物の毛並みと柔らかい雰囲気も出せます。 研究し尽くせない不思議なカメラです。 DP2 Merrillは曇り空にも合う雨の京都写真でもしっとりした光景が浮かび上がりましたが、晴れてないし風景写真にはどうかなという日でも面白い絵作りに貢献してくれます。 「鋸山」という岩山の上から撮影でしたが、文字通りの断崖絶壁にあり、高所恐怖症の人は想像するだけで死んでしまいそうです。 【参考】 雨の京都写真 → http://kozalog.exblog.jp/17569524/ 宿泊したのは安房勝山の「紀伊乃國屋」という温泉宿です。 色々な種類が楽しめる温泉の素晴らしさもさることながら、南房総の海の幸を生かした料理は絶品です。 これぞ日本式旅館というべきおもてなしと、清潔さに満ちており、ぜひおすすめしたいお宿です。 ■安房温泉 紀伊乃國屋 http://www.awa-kinokuniya.com/honkan/ ■食べログ http://tabelog.com/chiba/A1206/A120603/12019962/ 東京湾を渡る東京湾フェリーに乗ったのは25年ぶりでしたが、港町の陰影を楽しみながら海を渡る楽しみは、アクアライン経由では楽しめません。 日本海海戦を戦った三笠の雄姿。マストの形状が帆船時代の軍艦の姿を残しています。 アメリカ太平洋艦隊司令長官のニミッツ提督の呼びかけをきっかけに保存の機運が盛り上がり、廃墟同然の姿から見事に蘇りました。 石炭から出る大量の黒煙をたなびかせながら鉛色の日本海を疾走する三笠の姿に思いを馳せます。 一般的に旅に使いやすいのは35mm程度のやや広角気味のレンズだと言われていますし、実際その通りだと思います。 ただ、画角が狭いとはいえ、ピンポイントに情景を切り取っていく、いわば俳句のような味わいを求める旅カメラとして私は非常に秀逸な機械だと思います。 /
by vivid_bit
| 2013-06-01 11:44
| DP2 Merrill
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