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海外旅行気分で、大人ディズニーを楽しむ写真旅
 街を歩いていて、パリの街角みたいなカフェや、スペインの街中にあるようなバルを目にする機会が増えました。その度に「お、海外に来ているみたいだな」と思う訳ですが、その店舗だけで「海外」は終わってしまいます。

 しかし、関東に住んでいる方であれば、もっと海外っぽい雰囲気を、ある程度の広さをもって味わえる一番の場所がありますよね。

 そう……東京ディズニーリゾートです。


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EOS 5D Mark II + EF135mm F2L USM  東京ディズニーシー メディテレーニアンハーバー

 ディズニーランドよりもディズニーシーの方が、現実の街そのものが作り込まれている部分が多いので、旅行気分が増してきます。こういう景色を見ていると、イタリアの地中海沿岸に来た気持ちになりませんか? 建物の窓枠、テラス、天井の屋根、煙突など、どこを見ても実際のイタリアの建物のようです。


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LeicaM9 + Voigtlander NOKTON 50mm F1.5 Aspherical ホテル・ミラコスタ

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LeicaM9 + Voigtlander NOKTON 50mm F1.5 Aspherical イル・ポスティーノステーショナリー


 ディズニーシーのメディテレーニアンハーバーは、イタリアのポルトフィーノ、チンクエ・テッレなどの実際の街をモデルにしたと言われています。街の造り自体がとても精巧に出来ているのはもちろんですが、郵便局を模した建物のちょっとした小物や、海岸沿いの街灯も、どれもが本物のような雰囲気に満ちていて、スナップ写真を撮るのが楽しくなります。

 Nokton 50mm F1.5(1世代前)は、ライカMマウント向けレンズながら開放からシャープな絵を写し出す一本ですが、光源周辺に軽くハロが出るので、これが逆に良い味を出してくれています。このレンズはまだ現代的な部類のレンズですが、もっと極端な描写をするオールドレンズを使って、ディズニーシーで写真旅なんてどうでしょうか。とても面白い写真が撮れそうですよね。



アメリカンウォーターフロントへ


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LeicaM9 + Voigtlander NOKTON 50mm F1.5 Aspherical ディズニーシー・エレクトリックレールウェイ

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EOS 5D Mark II + EF135mm F2L USM  ハーモニカガーデンズ・アウトドア・ダイニング

 個人的にとても好きなエリアが、20世紀初頭のニューヨークを模したアメリカンウォーターフロントの一角です。頭上を高架鉄道が走り、きらびやかな照明が街を彩る様子は、ヨーロッパとは違う新しいクラシックを感じさせてくれます。看板だけを見ていても、古きアメリカに来たかのような雰囲気を楽しめますね。

 このエリアは日没から少し経ってから撮影するのがおすすめです。看板と建物の陰影を撮るだけで、あたかも移民に溢れて喧噪渦巻くニューヨークのあの時代がそのまま写っているかのように撮影できます。


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EOS 5D Mark II + EF135mm F2L USM  ブロードウェイ・ミュージックシアター

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EOS 5D Mark II + EF135mm F2L USM   マクダックス・デパートメントストア前


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LeicaM9 + Voigtlander NOKTON 50mm F1.5 Aspherical マクダックス・デパートメントストア

 マクダックス・デパートメントストアは、ドナルドダックの伯父の世界一金持ちのアヒル、スクルージ・マクダックが経営する百貨店という設定です。世界初の近代百貨店と言われる「ボン・マルシェ」がパリで創業されたのは1852年。アメリカ・ニューヨークでは南北戦争終結(1865年)後に百貨店の出店ラッシュがあり、ブロードウェイ近くに数多くの華やかな百貨店が建てられました。スクルージ・マクダックが最初に財産を得たのは1897年のゴールドラッシュで、その後にこの百貨店ができたということなので、既にある有名百貨店たちに殴り込みをかけた様子がうかがえます(笑)

 看板や建物の一部だけをシンプルに撮影すると、本当にアメリカに来たかのような一枚になります。加えて、バックグラウンドストーリーを感じながらのスナップ撮影は、本当に旅をしているかのような気分を味わえますね。



レストラン櫻に見る移民達の暮らし


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LeicaM9 + Voigtlander NOKTON 50mm F1.5 Aspherical アメリカンウォーターフロント レストラン櫻

 アメリカンウォーターフロントの一角に日本料理のレストランがあります。日本人移民のチャーリー田中が開いたというレストラン櫻です。19世紀から20世紀初頭にかけてのニューヨークは移民の時代でもあり、華やかなブロードウェイとは対照的に、移民達の厳しい生活がそこにはありました。ゴッドファーザーPartIIで、イタリア人移民達が必死に生き残ろうとしていた時代がまさにそうですね。

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LeicaM9 + Voigtlander NOKTON 50mm F1.5 Aspherical アメリカンウォーターフロント レストラン櫻

 レストラン櫻は、チャーリー田中が日本人移民の集会所のようになっていた魚市場「リバティフィッシュマーケット」を手に入れ、1905年に日本食レストランにしたというバックグラウンドストーリーがあり、あちこちに漁業・水産業関係の道具、設備が残されています。

 アメリカ本土で最も古い日本食レストランとされるのは、日本人漁民の茂田濱之助が1885年にロサンゼルスに開いた「カメレストラン」です。その後、このレストランの開店を契機として日本人街「リトルトーキョー」が形成されたという歴史があるそうです。日本人の集まる場所、そして漁業関係者という点でレストラン櫻のストーリーとも符合するような話で、なかなか興味深いところです。


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LeicaM9 + Voigtlander NOKTON 50mm F1.5 Aspherical アメリカンウォーターフロント レストラン櫻

 レストランに描かれた歴史ある雰囲気とは裏腹に、実際の移民の暮らしは大変貧しかったことも忘れてはなりません。

 日本でも明治維新後の都市部は衛生状態が悪く、下層民の暮らす地域ほど大規模伝染病が蔓延していたと言います。浅草区田中町では人口1,044人に対して、結核等の肺炎系の病因やコレラ等の腸炎系の病因等の諸死因を合わせると、1年で229人の病死者(1921年)が出ていたとされ(石塚裕道著「東京の都市スラムと公衆衛生問題」より)、地方からの人口の大量流入と、都市スラムでの大量死が繰り返されていました。同じように、最底辺の暮らしを強いられたニューヨーク移民達は、生き残ることさえ厳しい環境だったことでしょう。

 懸命に生き抜いた結果がこのレストランなのだと思うと非常に感慨深いですよね。

 そう簡単に旅に出ることができないときでも、海外旅行気分で写真を撮りに出かけてみるのもなかなか楽しいものです。歴史の裏側を感じながら、大人なディズニーの旅に出かけてみてはどうでしょうか。



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by vivid_bit | 2014-07-21 17:50 | EF135mm F2L USM
スイスの車窓から3(ユングフラウ鉄道を旅する)
 前回の記事(スイスの車窓から2(ヴェンゲルンアルプ鉄道を旅する))の続きです。スイス中部にあるオーバーラント三山を見渡せる峠の駅、クライネ・シャイデックで昼食を取り、いよいよヨーロッパ最高地点の駅を目指します。

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EOS 5D MarkII + EF24-70mm F2.8 L USM ユングフラウ鉄道 クライネ・シャイデック駅付近

 クライネ・シャイデック駅から、名峰ユングフラウの中腹に造られたユングフラウヨッホ駅まで、ユングフラウ鉄道という登山鉄道が伸びています。この鉄道はおよそ9キロの距離しかないのですが、標高約2000メートルの地点から、約3500メートルの地点まで登ってしまいます。日本で普通に登山の対象となるような山の上から、一気に富士山の山頂近くまで登ってしまうわけですから、とんでもない登山鉄道だということがお分かり頂けるかと思います。

 ユングフラウヨッホ駅が完成し、全線が開通したのは1912年8月のこと。この写真を撮影したのは、まさにその100年後の2012年8月のことでした。

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クライネ・シャイデック駅

 時計メーカーのティソ(TISSOT)が全線開通100周年の公式スポンサーだそうです。100周年記念ウォッチが描かれているラッピング車両もクライネ・シャイデック駅で見ることができました。鉄道の○○年記念イベントを鉄道会社以外の会社が抱え持つというのは、日本ではあまり見られない光景ですね。

 ティソはスウォッチグループの傘下にあるブランドです。国際的な企業だからこそできるマーティング手法とも言えます。


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クライネ・シャイデック駅(ヴェンゲルアルプ鉄道車両)

 スイスの鉄道駅では、有名な時計メーカーや宝飾品メーカーが看板を設置していることが多く、日本の鉄道駅とはかなり違った趣きでした。さすが世界から観光客を集める登山鉄道は雰囲気が違います。そしてオシャレです。

 このクライネ・シャイデック駅から更なる列車の旅がはじまります。


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クライネ・シャイデック駅

 車両の中は混み合っており、席を探し出すのもやっという状況です。出入口近くに補助席を見つけることができました。

 駅のホームは右に大きくカーブを取っており、平地が極めて限られている場所であることを物語っています。アイガー北壁初登頂を目指したクライマー達も宿泊したという歴史あるホテルの前を通り、間近にそびえ立つユングフラウを目指します。


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 穏やかな斜面を列車は進んでいきます。線路のすぐ脇を牛たちが休んでいます。絶景を目の前にしたのんびりした光景は、なんとも気持ちの良いものです。乗客の皆さんもカメラ片手に興奮している様子ですね。


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 ということでお気に入りの牛写真を一枚(笑) さすがに車窓ではなく、クライネ・シャイデック駅で下車したときの一枚です。唐突にスイマセン。


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 線路の脇にはハイキングコースが見えます。断崖絶壁の山へ向けて進んでいく方も多いです。ユングフラウヨッホからの帰りに、クライネ・シャイデック駅の一つ手前のアイガーグレッチャー駅で下車し、クライネ・シャイデック駅まで徒歩でハイキングを楽しむのもおすすめです。このコースはユングフラウ鉄道全線開通100周年を記念して「アイガー・ウォーク」という名前で整備されています。


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クライネ・シャイデック駅~アイガーグレッチャー駅間

 オーバーラント三山の前に広がる谷はラウターブルンネンのある谷につながり、その谷の向こう側には小さな村・ミューレンが見えます。足下には美しい花が咲き、遠近感のある広がりのある眺めに、どこからでも写真を撮りたくなることでしょう。鉄道と絡めても良し。山だけ切り取っても良し。花を中心に撮影しても良し。なんでもありのハイキングコースですね。

 クライネ・シャイデック駅とアイガーグレッチャー駅の間には、スキーシーズンの人工雪のために造られたダム湖・ファルボーデン湖(ファルボーデンゼー / Fallbodensee)があり、逆さアイガーを撮影することができます。車窓からはいいアングルで撮れませんので、ここはハイキングしながら楽しんでみてはいかがでしょうか。



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アイガーグレッチャー駅

 ユングフラウ鉄道の後半はほとんどがトンネルの中です。のぞき窓のある場所に駅があるだけなので、車窓はほとんど楽しめません。トンネルの入口にあるのがこのアイガーグレッチャー駅です。

 アイガーグレッチャー駅にはレストランがあり、駅の名前の由来であるアイガー氷河を眺めることができます。駅にはユングフラウ鉄道が経営する宿泊施設(ゲストハウス)もオープンしているそうです。鉄道職員のための寮だったものを改造したものだそうで、中はなかなか無骨なようですが、それはそれで興味深いですね。職員の方がご飯を食べに来ることもあるそうです。


 列車はいよいよトンネルに入ります。

 長い長いトンネルの中で、熟睡しているうちに聞き覚えのある声が……。

 「アルプスの少女 ハイジ」のハイジの声です。もちろん日本語です。車両の中にはモニタが多数設置されており、日本の通勤電車よりも多いのではないかと思うほどの密度です。その画面には見覚えのあるハイジの姿が映っているではありませんか!

 「まもなく終点です」という日本語の声が、ほとんどヨーロッパ系の人しか乗っていない車両に鳴り響いています。日本人なら笑ってしまう光景です。

 実はこれ、ユングフラウ鉄道全線開通100周年を記念し、2011年から2012年末までの期間限定ということで、行われていたキャンペーンだったそうです。
 

 アニメーションの絵を使ったキャンペーンは終わってしまったようですが、通常版の日本語アナウンスに今も使われている説がありますので要注意です(笑)

 そしてハイジも言うように終着点に到着します。


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ユングフラウヨッホ駅

 ユングフラウの山の中、ヨーロッパ最高地点の駅(3,454メートル)であるユングフラウヨッホ駅に到着します。岩盤を掘り抜いた荒々しい壁がただの地下駅でないことを教えてくれます。そして、岩からしみ出すようなひんやりとした空気が緊張感を高めます。

 近年は列車の本数が増え、こちらのホームとは別にもう1面1線のホームが増設されている忙しい駅でもあるようです。往来する人をかき分けながら案内板に従って進みます。

 この駅には大型のエレベーターが設置されており、一気に展望台まで登れます。

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ユングフラウヨッホ展望台・アレッチ氷河


 展望台から足を踏み出すと、そこは厳寒の世界が広がっています。真夏であるにも関わらず、冷たい風が顔を突き刺します。しかしその向こうには、ヨーロッパにいるとは思えない巨大な氷河が広がっていたのです。

 アレッチ氷河は世界自然遺産にも指定されているヨーロッパ最長(約23キロ)の氷河です。真っ白な氷雪と黒々とした岩山のコントラストは見る者を圧倒します。夏らしい、質感のある雲との組み合わせが何ともファンタジックな印象がしてきます。ヨーロッパの真ん中にこんなに豊かな自然が広がっていることに驚いてしまいます。

 100年前に大変な努力をして鉄道を切り開いたのは、この美しい光景を多くの人に見せたいと思う人が大勢いたからだと思います。その想いを裏切らない光景が広がっていました。



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by vivid_bit | 2014-07-13 12:56 | EF24-70mm L USM
スイスの車窓から2(ヴェンゲルンアルプ鉄道を旅する)
 スイスを巡る観光ツアーの大半で、必ずといっても入っている場所があります。一つはマッターホルンの周辺で、これは前回(ゴルナグラート鉄道を旅する)及び以前(スイス・マッターホルンへの鉄路とモノトーン旅行記)の記事でご紹介したエリアになります。

 もう一つは今回ご紹介するアイガー、メンヒ、ユングフラウのあるオーバーラント三山の周辺のエリアです。特にユングフラウの山腹にありヨーロッパ最高地点にある駅・ユングフラウヨッホ駅を目指すことが多いようですね。日本の観光ツアーのみならず、世界中の観光客を集めているこのエリアの魅力をEOS 5D MarkIIと共にお伝えします。

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EOS 5D MarkII + EF24-70mm F2.8 L USM ユングフラウ鉄道 クライネ・シャイデック駅付近


ヴェンゲルンアルプ鉄道を行く

 旅は、72の滝を有するとされる谷底の街、ラウターブルンネン( Lauterbrunnen )から始まります。スイス中部の高原地帯、ベルナー・オーバーラント地方の山岳観光において入口ともいえる場所にあるこの街からは、ヴェンゲルンアルプ鉄道( Wengernalpbahn )が伸びており、山の中腹にあるリゾート地ヴェンゲン( Wengen )を経由して、峠の駅クライネ・シャイデック( Kleine Scheidegg )にたどり着きます。ついでに言うと、鉄道自体は、峠の向こうの東側にある観光拠点・グリンデルワルトにもつながっているのですが、運用上はクライネ・シャイデックで分断されており、全線通しの運転はされていません。

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ラウターブルンネン駅

 ラウターブルンネン駅から山々を見上げると、あんな高いところまで本当に登ることができるのかと思ってしまうほどです。まして、こんなに厳しい地形を100年以上も前から鉄道が乗り越えていたことに驚きを感じざるを得ません。

 思いを馳せるうちに、鉄骨とガラスを使った簡素ながらも現代的な駅舎に小さな列車が入線します。日本では見たことが無いくらいに座席が小さくて窮屈な車両ですが、旅の雰囲気は満点ですね。さぁ、いよいよ出発です。


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ヴェンゲン駅

 緩やかな坂を右に左にとカーブしながら登っていき、ラウターブルンネンの街を下に見ながらU字谷の壁面を列車は登っていきます。斜面を登り切ったところにある街が、リゾート地でもあるヴェンゲンです。

 ゴルナーグラート鉄道もそうなのですが、スイスの鉄道はパターンダイヤをきっちりと守りつつ、乗客が車両からあふれるような時は、臨時列車を続行運転させる形を取っています。今回、アジア系の団体旅行客を乗せた専用列車(この写真に写っている列車)が先行し、私の乗った列車はそれに続く形で進んでいます。乗降客の多いヴェンゲン駅では先行列車が停車していたところに後続列車である我々の列車が追いつきました。ヴェンゲンで降車した人たちが先行列車の出発を待っています。


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 急峻なアルプスの山並みが行く手を遮るかのようにそびえ立っていますが、列車はそのままのスピードで山を登っていきます。自然いっぱいの光景に脇見するのも惜しいほどです。

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 途中、小さな駅舎しかないヴェンゲルナルプ駅を通りますが、駅舎の裏にはしっかりしたレストランがあるというから驚きます。観光大国としてのレベルの高さを痛感しますね。

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ヴェンゲルナルプ駅~クライネ・シャイデック駅間

 急な斜面に広がる放牧地を抜け、山の木々が無くなると、目の前に荒々しく巨大な山塊が目に飛び込んできました。アイガー、メンヒ、ユングフラウの三山です。その巨大な岩の壁からは、車窓越しであっても圧迫感を覚えるような迫力があります。地球の質量が可視化されたかのようなインパクトです。この瞬間こそが、この鉄道最大の見せ場と言えます。ということで登りの場合は進行方向右側の座席がおすすめです。

 この大パノラマが見えると、いよいよ峠の駅、クライネ・シャイデックに到着です。

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クライネ・シャイデック駅


クライネ・シャイデックで途中下車


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クライネ・シャイデック駅付近

 クライネ・シャイデックは、ラウターブルンネンから登ってきた列車と、グリンデルワルトから登ってきた列車が合流し、ユングフラウ鉄道に乗り換えてさらにユングフラウを目指す地点にある駅です。したがって3方向に線路が伸びている形になります。標高は約2100メートル。ラウターブルンネンからは45分をかけて1200メートル以上登ってきた計算になります。

 駅以外には雰囲気のある山岳ホテルとレストランが建っているだけで、街といえるようなものはありません。しかし駅やその周辺からは絶景を楽しむことができ、ただ登山電車の乗り換えだけに使うにはもったいないほどの場所です。このホテルもアイガーを目指すクライマーにとって、出発点ともなる場所なのだそうです。

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 駅周辺にはハイキングコースがあり、穏やかな景色を楽しみながらのハイキングが楽しめます。複数のルートがあり、いずれも眺めは抜群です。これほどに素晴らしいハイキングコースもなかなか無いように思えます。

 ユングフラウ方面に向かう道の途中には柵があり、観光客が通る旅は毎回毎回開閉が必要になります。なんだろうと思ったのですが、傍らの草むらを見てその理由がよく分かりました。牛が線路に入ってしまうからです。


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 牛がこんな近くにいるなんて、驚きの光景ですよね。カウベルを鳴らしながらお食事を楽しんでいました。

 クライネ・シャイデックの駅周辺では、このようなのどかなアルプスの光景も楽しむことができるわけです。



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レストラン アイガーノルドバンド

 クライネ・シャイデックの駅のすぐそば、三山を望む一番の場所にレストラン・アイガーノルドバンド( Restaurant Eigernordwand )があります。ノルドバンドとは北壁の意。外にはテラス席からアイガーの切り立った岩壁を見ることができます。地場のチーズを使った料理とアルプスの巨大な山々を肴に飲むビールは、本当に生きていて良かったと思う味わいでした!(笑)

 次回はクライネ・シャイデックからユングフラウ鉄道でユングフラウヨッホを目指します。

つづき



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by vivid_bit | 2014-07-06 19:32 | EF24-70mm L USM


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