カテゴリ:EF24-70mm L USM( 10 )
スイスの車窓から3(ユングフラウ鉄道を旅する)
 前回の記事(スイスの車窓から2(ヴェンゲルンアルプ鉄道を旅する))の続きです。スイス中部にあるオーバーラント三山を見渡せる峠の駅、クライネ・シャイデックで昼食を取り、いよいよヨーロッパ最高地点の駅を目指します。

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EOS 5D MarkII + EF24-70mm F2.8 L USM ユングフラウ鉄道 クライネ・シャイデック駅付近

 クライネ・シャイデック駅から、名峰ユングフラウの中腹に造られたユングフラウヨッホ駅まで、ユングフラウ鉄道という登山鉄道が伸びています。この鉄道はおよそ9キロの距離しかないのですが、標高約2000メートルの地点から、約3500メートルの地点まで登ってしまいます。日本で普通に登山の対象となるような山の上から、一気に富士山の山頂近くまで登ってしまうわけですから、とんでもない登山鉄道だということがお分かり頂けるかと思います。

 ユングフラウヨッホ駅が完成し、全線が開通したのは1912年8月のこと。この写真を撮影したのは、まさにその100年後の2012年8月のことでした。

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クライネ・シャイデック駅

 時計メーカーのティソ(TISSOT)が全線開通100周年の公式スポンサーだそうです。100周年記念ウォッチが描かれているラッピング車両もクライネ・シャイデック駅で見ることができました。鉄道の○○年記念イベントを鉄道会社以外の会社が抱え持つというのは、日本ではあまり見られない光景ですね。

 ティソはスウォッチグループの傘下にあるブランドです。国際的な企業だからこそできるマーティング手法とも言えます。


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クライネ・シャイデック駅(ヴェンゲルアルプ鉄道車両)

 スイスの鉄道駅では、有名な時計メーカーや宝飾品メーカーが看板を設置していることが多く、日本の鉄道駅とはかなり違った趣きでした。さすが世界から観光客を集める登山鉄道は雰囲気が違います。そしてオシャレです。

 このクライネ・シャイデック駅から更なる列車の旅がはじまります。


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クライネ・シャイデック駅

 車両の中は混み合っており、席を探し出すのもやっという状況です。出入口近くに補助席を見つけることができました。

 駅のホームは右に大きくカーブを取っており、平地が極めて限られている場所であることを物語っています。アイガー北壁初登頂を目指したクライマー達も宿泊したという歴史あるホテルの前を通り、間近にそびえ立つユングフラウを目指します。


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 穏やかな斜面を列車は進んでいきます。線路のすぐ脇を牛たちが休んでいます。絶景を目の前にしたのんびりした光景は、なんとも気持ちの良いものです。乗客の皆さんもカメラ片手に興奮している様子ですね。


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 ということでお気に入りの牛写真を一枚(笑) さすがに車窓ではなく、クライネ・シャイデック駅で下車したときの一枚です。唐突にスイマセン。


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 線路の脇にはハイキングコースが見えます。断崖絶壁の山へ向けて進んでいく方も多いです。ユングフラウヨッホからの帰りに、クライネ・シャイデック駅の一つ手前のアイガーグレッチャー駅で下車し、クライネ・シャイデック駅まで徒歩でハイキングを楽しむのもおすすめです。このコースはユングフラウ鉄道全線開通100周年を記念して「アイガー・ウォーク」という名前で整備されています。


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クライネ・シャイデック駅~アイガーグレッチャー駅間

 オーバーラント三山の前に広がる谷はラウターブルンネンのある谷につながり、その谷の向こう側には小さな村・ミューレンが見えます。足下には美しい花が咲き、遠近感のある広がりのある眺めに、どこからでも写真を撮りたくなることでしょう。鉄道と絡めても良し。山だけ切り取っても良し。花を中心に撮影しても良し。なんでもありのハイキングコースですね。

 クライネ・シャイデック駅とアイガーグレッチャー駅の間には、スキーシーズンの人工雪のために造られたダム湖・ファルボーデン湖(ファルボーデンゼー / Fallbodensee)があり、逆さアイガーを撮影することができます。車窓からはいいアングルで撮れませんので、ここはハイキングしながら楽しんでみてはいかがでしょうか。



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アイガーグレッチャー駅

 ユングフラウ鉄道の後半はほとんどがトンネルの中です。のぞき窓のある場所に駅があるだけなので、車窓はほとんど楽しめません。トンネルの入口にあるのがこのアイガーグレッチャー駅です。

 アイガーグレッチャー駅にはレストランがあり、駅の名前の由来であるアイガー氷河を眺めることができます。駅にはユングフラウ鉄道が経営する宿泊施設(ゲストハウス)もオープンしているそうです。鉄道職員のための寮だったものを改造したものだそうで、中はなかなか無骨なようですが、それはそれで興味深いですね。職員の方がご飯を食べに来ることもあるそうです。


 列車はいよいよトンネルに入ります。

 長い長いトンネルの中で、熟睡しているうちに聞き覚えのある声が……。

 「アルプスの少女 ハイジ」のハイジの声です。もちろん日本語です。車両の中にはモニタが多数設置されており、日本の通勤電車よりも多いのではないかと思うほどの密度です。その画面には見覚えのあるハイジの姿が映っているではありませんか!

 「まもなく終点です」という日本語の声が、ほとんどヨーロッパ系の人しか乗っていない車両に鳴り響いています。日本人なら笑ってしまう光景です。

 実はこれ、ユングフラウ鉄道全線開通100周年を記念し、2011年から2012年末までの期間限定ということで、行われていたキャンペーンだったそうです。
 

 アニメーションの絵を使ったキャンペーンは終わってしまったようですが、通常版の日本語アナウンスに今も使われている説がありますので要注意です(笑)

 そしてハイジも言うように終着点に到着します。


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ユングフラウヨッホ駅

 ユングフラウの山の中、ヨーロッパ最高地点の駅(3,454メートル)であるユングフラウヨッホ駅に到着します。岩盤を掘り抜いた荒々しい壁がただの地下駅でないことを教えてくれます。そして、岩からしみ出すようなひんやりとした空気が緊張感を高めます。

 近年は列車の本数が増え、こちらのホームとは別にもう1面1線のホームが増設されている忙しい駅でもあるようです。往来する人をかき分けながら案内板に従って進みます。

 この駅には大型のエレベーターが設置されており、一気に展望台まで登れます。

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ユングフラウヨッホ展望台・アレッチ氷河


 展望台から足を踏み出すと、そこは厳寒の世界が広がっています。真夏であるにも関わらず、冷たい風が顔を突き刺します。しかしその向こうには、ヨーロッパにいるとは思えない巨大な氷河が広がっていたのです。

 アレッチ氷河は世界自然遺産にも指定されているヨーロッパ最長(約23キロ)の氷河です。真っ白な氷雪と黒々とした岩山のコントラストは見る者を圧倒します。夏らしい、質感のある雲との組み合わせが何ともファンタジックな印象がしてきます。ヨーロッパの真ん中にこんなに豊かな自然が広がっていることに驚いてしまいます。

 100年前に大変な努力をして鉄道を切り開いたのは、この美しい光景を多くの人に見せたいと思う人が大勢いたからだと思います。その想いを裏切らない光景が広がっていました。



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by vivid_bit | 2014-07-13 12:56 | EF24-70mm L USM
スイスの車窓から2(ヴェンゲルンアルプ鉄道を旅する)
 スイスを巡る観光ツアーの大半で、必ずといっても入っている場所があります。一つはマッターホルンの周辺で、これは前回(ゴルナグラート鉄道を旅する)及び以前(スイス・マッターホルンへの鉄路とモノトーン旅行記)の記事でご紹介したエリアになります。

 もう一つは今回ご紹介するアイガー、メンヒ、ユングフラウのあるオーバーラント三山の周辺のエリアです。特にユングフラウの山腹にありヨーロッパ最高地点にある駅・ユングフラウヨッホ駅を目指すことが多いようですね。日本の観光ツアーのみならず、世界中の観光客を集めているこのエリアの魅力をEOS 5D MarkIIと共にお伝えします。

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EOS 5D MarkII + EF24-70mm F2.8 L USM ユングフラウ鉄道 クライネ・シャイデック駅付近


ヴェンゲルンアルプ鉄道を行く

 旅は、72の滝を有するとされる谷底の街、ラウターブルンネン( Lauterbrunnen )から始まります。スイス中部の高原地帯、ベルナー・オーバーラント地方の山岳観光において入口ともいえる場所にあるこの街からは、ヴェンゲルンアルプ鉄道( Wengernalpbahn )が伸びており、山の中腹にあるリゾート地ヴェンゲン( Wengen )を経由して、峠の駅クライネ・シャイデック( Kleine Scheidegg )にたどり着きます。ついでに言うと、鉄道自体は、峠の向こうの東側にある観光拠点・グリンデルワルトにもつながっているのですが、運用上はクライネ・シャイデックで分断されており、全線通しの運転はされていません。

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ラウターブルンネン駅

 ラウターブルンネン駅から山々を見上げると、あんな高いところまで本当に登ることができるのかと思ってしまうほどです。まして、こんなに厳しい地形を100年以上も前から鉄道が乗り越えていたことに驚きを感じざるを得ません。

 思いを馳せるうちに、鉄骨とガラスを使った簡素ながらも現代的な駅舎に小さな列車が入線します。日本では見たことが無いくらいに座席が小さくて窮屈な車両ですが、旅の雰囲気は満点ですね。さぁ、いよいよ出発です。


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ヴェンゲン駅

 緩やかな坂を右に左にとカーブしながら登っていき、ラウターブルンネンの街を下に見ながらU字谷の壁面を列車は登っていきます。斜面を登り切ったところにある街が、リゾート地でもあるヴェンゲンです。

 ゴルナーグラート鉄道もそうなのですが、スイスの鉄道はパターンダイヤをきっちりと守りつつ、乗客が車両からあふれるような時は、臨時列車を続行運転させる形を取っています。今回、アジア系の団体旅行客を乗せた専用列車(この写真に写っている列車)が先行し、私の乗った列車はそれに続く形で進んでいます。乗降客の多いヴェンゲン駅では先行列車が停車していたところに後続列車である我々の列車が追いつきました。ヴェンゲンで降車した人たちが先行列車の出発を待っています。


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 急峻なアルプスの山並みが行く手を遮るかのようにそびえ立っていますが、列車はそのままのスピードで山を登っていきます。自然いっぱいの光景に脇見するのも惜しいほどです。

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 途中、小さな駅舎しかないヴェンゲルナルプ駅を通りますが、駅舎の裏にはしっかりしたレストランがあるというから驚きます。観光大国としてのレベルの高さを痛感しますね。

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ヴェンゲルナルプ駅~クライネ・シャイデック駅間

 急な斜面に広がる放牧地を抜け、山の木々が無くなると、目の前に荒々しく巨大な山塊が目に飛び込んできました。アイガー、メンヒ、ユングフラウの三山です。その巨大な岩の壁からは、車窓越しであっても圧迫感を覚えるような迫力があります。地球の質量が可視化されたかのようなインパクトです。この瞬間こそが、この鉄道最大の見せ場と言えます。ということで登りの場合は進行方向右側の座席がおすすめです。

 この大パノラマが見えると、いよいよ峠の駅、クライネ・シャイデックに到着です。

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クライネ・シャイデック駅


クライネ・シャイデックで途中下車


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クライネ・シャイデック駅付近

 クライネ・シャイデックは、ラウターブルンネンから登ってきた列車と、グリンデルワルトから登ってきた列車が合流し、ユングフラウ鉄道に乗り換えてさらにユングフラウを目指す地点にある駅です。したがって3方向に線路が伸びている形になります。標高は約2100メートル。ラウターブルンネンからは45分をかけて1200メートル以上登ってきた計算になります。

 駅以外には雰囲気のある山岳ホテルとレストランが建っているだけで、街といえるようなものはありません。しかし駅やその周辺からは絶景を楽しむことができ、ただ登山電車の乗り換えだけに使うにはもったいないほどの場所です。このホテルもアイガーを目指すクライマーにとって、出発点ともなる場所なのだそうです。

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 駅周辺にはハイキングコースがあり、穏やかな景色を楽しみながらのハイキングが楽しめます。複数のルートがあり、いずれも眺めは抜群です。これほどに素晴らしいハイキングコースもなかなか無いように思えます。

 ユングフラウ方面に向かう道の途中には柵があり、観光客が通る旅は毎回毎回開閉が必要になります。なんだろうと思ったのですが、傍らの草むらを見てその理由がよく分かりました。牛が線路に入ってしまうからです。


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 牛がこんな近くにいるなんて、驚きの光景ですよね。カウベルを鳴らしながらお食事を楽しんでいました。

 クライネ・シャイデックの駅周辺では、このようなのどかなアルプスの光景も楽しむことができるわけです。



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レストラン アイガーノルドバンド

 クライネ・シャイデックの駅のすぐそば、三山を望む一番の場所にレストラン・アイガーノルドバンド( Restaurant Eigernordwand )があります。ノルドバンドとは北壁の意。外にはテラス席からアイガーの切り立った岩壁を見ることができます。地場のチーズを使った料理とアルプスの巨大な山々を肴に飲むビールは、本当に生きていて良かったと思う味わいでした!(笑)

 次回はクライネ・シャイデックからユングフラウ鉄道でユングフラウヨッホを目指します。

つづき



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by vivid_bit | 2014-07-06 19:32 | EF24-70mm L USM
スイスの車窓から(ゴルナーグラート鉄道を旅する)
 普段、鉄道旅行をする機会の無い人であっても、ヨーロッパの旅先での列車の旅には、少なからず関心を持つのではないでしょうか。

 至る所に絶景があり、その間を縫って走るスイスの鉄道であるなら尚更強い興味を持つことでしょう。そんなスイスでの車窓からの景色をご紹介したいと思います。

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EOS 5D MarkII + EF24-70mm F2.8 L USM ゴルナーグラート鉄道 リッフェルボーデン・リッフェルベルク駅間

 マッターホルンにほど近く、多くのホテルが存在するツェルマット( Zermatt )の街からゴルナーグラート鉄道は出発します。ゴルナーグラート鉄道( Gornergratbahn / GGB)は、通常の鉄道レールに加えて歯形のレールをもう一本加えたアプト式のレールを持ち、最大勾配200‰(パーミル)という急傾斜を駆け上がる登山鉄道です。箱根登山鉄道が最大勾配80‰であることからしても、かなりの急勾配を登っていくことが分かります。

 出発点のツェルマットは、マッターホルン観光の出発地点として多くのホテルや別荘が集まる観光拠点です。しかし花に充たされたその街並みを見ていると、スイスに来たことを実感させられます。その街から列車はゆっくりと出発していきます。

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 所々で山を下ってくる列車とすれ違いながら、右へ左へとカーブを繰り返し、列車は進んでいきます。こんな山の中にある路線でありながらも、かなり多くの区間が複線化されており、列車の待ち合わせによる時間のロスはそれほど大きくありません。

 先ほどまで同じ目線の高さで見えていたツェルマットの街並みは、あっという間に遠い足下に点在するばかりとなり、その上方には街を覆い被さるかのようなU字谷が広がっています。この動きのある眺めこそ、スイスの車窓の楽しみと言えるでしょう。恐ろしい勢いで列車は坂を登り、最後はマッターホルンを目の前まで進んでいきます。

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 アプト式の利を生かして列車は急速に高度を上げ、森林限界を超えたところでアルプスの山塊が見えてきます。そして線路が東に曲がり、開けた谷間の向こうにマッターホルンと素晴らしい絶景が広がっています。(最初の写真です)


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 展望台が置かれてもおかしくないような素晴らしい景色の中を、列車は進んでいきます。誰もが心を奪われるような眺めであり、決して飽きることはありません。近くに見えるのどかな風景も、日本の鉄道では決して味うことができません。


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ゴルナーグラート鉄道 リッフェルベルク駅前

 駅から降りてもこのようにのどかな光景が広がっています。駅前を羊が横切っていく国なんてなかなかありませんよね。このように、鉄道で移動することが、単なる移動手段に終わることなく、宿に着くまでの楽しみを演出してくれるのです。他の地域ではなかなか味わえないものと言えるでしょう。


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 ゴルナーグラート鉄道の一部の列車には、車両の一部に広い窓を設置し、眺めを楽しめるようになっているものがあります。上の写真をよく見ると、手前の人たちのいる座席と奥の座席で段差があるのが分かりますが、手前の座席は窓が大きくなっているのがよく分かると思います。山を登る際には進行方向右側が谷側となり、マッターホルンを見ることができます。こちらに皆さんが座りたがるようですね。(この写真では写真奥側が麓のツェルマット、手前側がゴルナーグラートです)

 ゴルナーグラート鉄道は、100年以上前に開通した歴史ある登山鉄道です。山並みに沿って登っていくこの鉄道は、途中に5つの途中駅を持ち、終着点ゴルナーグラート駅にたどりつきます。ゴルナーグラート駅は巨大なマッターホルンとゴルナー氷河を目の前に見ることができる高所にあり、標高は3000mを超えているというから驚きます。駅舎はそのまま展望台の施設及びホテルと一体化しています。

 途中駅からもトレッキングのコースが幾筋も設けられており、有名な「逆さマッターホルン」を狙える場所もこのトレッキングコース沿いにあります。途中駅で降りて、途中駅で乗って、そのまま麓に帰るというルートも観光的には一般的です。

 以前のブログでもご紹介したように、ゴルナーグラート鉄道と途中駅から眺めたマッターホルンの眺めは忘れ得ぬものでした。スイスの鉄道の旅は、ご年配の方が好む印象がありますが、決して若い人が楽しめないということではありません。音の無い世界で眺める神秘の景色は誰もが楽しめるものだと強く確信しています。海外旅行のご検討の際にはぜひおすすめしたい場所ですね。

 次回は、名峰ユングフラウに登るスイスの鉄道から、素晴らしい車窓をお伝えします。



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by vivid_bit | 2014-06-29 22:29 | EF24-70mm L USM
カメラを持ってプラハへ カラフルを楽しもう
 プラハはモノトーンが合う街なのですが、中世らしいかわいい街並みは色彩の美しさも兼ね備えています。どういう絵を撮るか、とても悩ましいところですね。

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EOS 5D MarkII + EF24-70mm F2.8 L USM

 地下鉄の駅の駅名表示板とトンネルに貼り付けられた内装が大変美しく、見とれてしまいます。プラハの地下鉄のは独特の美しさに満ちています。

 プラハ市内の移動手段としてはトラムが有名ですが、地下鉄も忘れてはいけないですね。

 このMuzeum駅(ムゼウム駅)は綴りから見て分かるとおり、国立博物館のある駅です。地下鉄のA線とC線の乗換駅で、プラハの中心地域にあります。日本でいうところの上野駅といったところでしょうか。

 プラハ地下鉄を利用する際に一番困ったのは、アナログな自動券売機しか駅に置いておらず、その券売機の説明がチェコ語で書かれていたことです。駅員も無く、小銭しか投入できず、細かいお金が無い旅の始めには厳しい状況でしたね。皆様お気を付け下さい。



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 美しいデザインのあるところでは、人々の姿もまた美しいものです。

 デザインはいいのですが、エスカレーターが恐ろしく速いのも印象的でした(笑)


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 国鉄のプラハ本駅は外装はクラシックですが、中は現代化されています。こちらどことなくアートを感じますね。

 国際駅の雰囲気に満ちており、長距離を旅する人々が思い思いに準備している様子も見て取れます。


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 夕暮れ時の街並も美しいです。

 ちょっとした観光地では、このような風景が多少あっただけでも名所となりますが、プラハでは満然と歩いてもずっとこのような街並みが広がり、被写体にして困るところがありません。


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 電停でトラムを待つ人の姿も印象的です。


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 翌朝、プラハの旧市街に繰り出します。

 観光地で有名なカレル橋は観光客に溢れています。人のいない「中世の橋」という雰囲気を写真に撮るなら早朝に出かけるのが良さそうです。



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 カレル橋を渡ると中世の街並みが広がっています。パステルカラーのかわいい色合いが印象的です。





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 観光客向けのオープンカーも多く走ってます。これはこれで雰囲気があっていいですね。

 カレル橋からプラハ城にかけてのエリアは観光のゴールデンルートとも言うべきエリアですが、素敵な建物が多く、歩いていて飽きることがありません。

 坂がきついので、トラムで一気に登ってしまうという行き方もあるのですが、写真を撮りながら歩いているとそれほどつらくありません。


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 旧市街から坂を登り切ると、プラハ城があります。ここにある聖ヴィート大聖堂のステンドグラスは一見の価値ありです。



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 チェコは一人あたりのビール消費量ナンバーワンと言われてますが、ビール以外のお酒も豊富なようです。



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 ということで日中から飲んでいる人もたくさんいます。肉料理や揚げ物の料理が酒と合うんですよね。


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 スナップ写真は偶然の出会いから生まれる面白さがあります。

 それが見知らぬ土地なら尚更です。
 

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 古い街並みを駆け抜けるトラム。最初に地下鉄をご紹介しましたが、狭い道にも路線が敷設され、高頻度で運行されているプラハのトラムは有名です。乗るのも被写体にするのもありがたい存在ですね。



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by vivid_bit | 2013-08-18 12:01 | EF24-70mm L USM
クラシック音楽が転がっている街・プラハ
 西麻布にあるパリのカフェを思わせるお店「ビストロ・アンバロン」でランチをしながら、プラハの話題で大いに盛り上がりました。特にそこで話題になったのがプラハとクラシックの関係です。

 プラハに行って驚いたのは、街のいたるところにクラシックコンサートが行われていたことです。観光名所の通りのすぐ隣で「もうすぐはじまりま~す」(byチェコ語)と言って呼び込んでいるのですが、それが飲み屋ではなく、クラシック音楽の公演だったのです。もちろんレストランに弦楽四重奏が付いているというレベルのものではありません。本当にコンサートなのです。

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EOS 5D MarkII + EF24-70mm F2.8 L USM

 中世からの街並みに加えて、日常的に楽しめるクラシック音楽という組み合わせは、文化の揺るがなさを思い知らされます。

 どんな国であれ、元々は非常に庶民的なものであれ、原作の古いアートは、時代を経るうちに古典として特別な地位を与えられ、世間一般と隔離されたものとなりがちです。にも関わらず、クラシック音楽が日常に転がっているのですから、大衆に心から愛されている芸術であることがよく分かります。

 観光客相手の公演ではないかと見る向きもあるかもしれません。

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 しかし街の津々浦々、毎晩開催されているコンサートの多さを目の当たりにすれば、決して観光客相手だけで成り立つ軽薄なものではないことが分かるでしょう。

 翻って、我が日本にそれだけ揺るがない古典芸術があるのかというと、心許ないように思いますね。

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 何がこの違いを生むのかは分かりません。日本の雨の多く樹の育ちやすい風土が、木造建築物の頻繁な建て直しと、街の生まれ変わりを促し、その風土で育った人々の感性に、環境の自然な変化を切望する気持ちを植え付けたのかもしれません。

 そういう意味で、この写真にあるような古くからの建物を見ていると、変化に揺るがず、絶対的に存在し続けるような趣きがあります。そういった風土に生きる人々は、感性も違ってくるのではないでしょうか。



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by vivid_bit | 2013-08-15 19:42 | EF24-70mm L USM
スイス・マッターホルンへの鉄路とモノトーン旅行記
 大自然のあるところは素晴らしい色で表現したいものですが、モノトーンで表現される陰影にも絶妙な美しさがあります。

 カメラを片手に電車でスイス・マッターホルンを目指します。


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EOS 5D MarkII + TAMRON SP AF 17-35mm F/2.8-4 Di LD Aspherical [IF]

 線路の傍らで乳白色の川が、谷間の村の合間をかき分けるように流れ、荒々しい波を立てています。電車はかなりの急勾配を登っていくのですが、それと同じく川も急勾配で流れていることになるのです。

 こんなダイナミックな風景が、マッターホルン観光で有名な街・ツェルマットを目指す電車の車窓から楽しめます。



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EOS 5D MarkII + EF24-70mm F2.8 L USM

 それにしてもこの乳白色は……あ、氷河が削った岩の色ではないかと気づいたとき、日本では無い別の地球科学的な場所に立っているという実感が湧いてきます。

 ミネラルウォーターを選ぶとき、何の考えもなく「硬水」「軟水」を選んでいますが、この水もヨーロッパ大陸に残る氷河と分厚い岩盤層が築いた味なのだと考えると、スケールの大きな話です。



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 列車の向かい合い席の間には小さなテーブルが設置してあります。この小さなテーブルの表面には、スイスの街と鉄道路線の描かれた地図がプリントされていました。旅の気分はより一層高まってきます。


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EOS 5D MarkII + TAMRON SP AF 17-35mm F/2.8-4 Di LD Aspherical [IF] ヘルブリッゲン駅 ( Herbriggen )





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EOS 5D MarkII + TAMRON SP AF 17-35mm F/2.8-4 Di LD Aspherical [IF] ランダの山崩れ跡

 さて、マッターホルン・ゴッタルド鉄道( Matterhorn-Gotthard-Bahn )のこの路線は氷河急行が通ることでも有名ですが、乗ったのは普通電車です。しかしながら車窓に合わせて席を自由に変えて、色々な眺めを楽しめるのは空いている普通電車ならではの楽しみです。ちなみに、すれ違った氷河急行はほぼ満席で、席移動など楽しめる雰囲気ではありませんでした。

 ランダ村の山崩れ跡を通過し、川沿いの鉄路を登る電車の前方に現れたのは、想像以上に荒々しい岩肌を見せながらも整った形状をしているマッターホルンでした。少し傾きつつある(といっても18時近いのですが)陽の光を受けて黄色に輝いています。乗客は慌てて窓に駆け寄りシャッターを切っています。

 普通電車で良かった。心から思ったのはこの瞬間でした。

 あっという間に列車は終点のツェルマットの駅に吸い込まれていきます。




ツェルマット駅前にて


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EOS 5D MarkII + EF24-70mm F2.8 L USM ツェルマット駅前

 ツェルマットには化石燃料を使った自動車は乗り入れることができません。ここでは変な形をした電気自動車(最新の電気自動車なんてものは無い)や馬車が大活躍していました。

 馬車は観光客にも大人気。タクシー代わりの馬が並ぶ不思議な雰囲気の駅前です。車がいないと街はこれほど前に静かになるものかと驚かされます。ただ欲を言うならば、馬車もいるほど観光地すぎてこの街に泊まるのは面白くないなと思ったのも事実です。



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 発車までの空き時間に絵葉書などを買って、駅近くの街を見て回りました。先ほどの写真のおばちゃんもそうですが、トレッキングの装備を手にした人がかなり多いという印象です。

 スイス旅行で思っていた疑問が確信に変わったのはここです。

 それは日本人があまり多くないのではないかということ。

 ツェルマットには呆れるほど多くの日本人で溢れているのではないかと思っていました。というのもスイスのツアーを見ると絶対にツェルマットに行くプランになっていたからです。ところが、ツェルマットの駅のホームや街を歩く観光客の容姿を見る限り、どうもそうではないようなのです。ヨーロッパ各国の方を中心にご年配の夫婦や家族がとても多く、想像していた観光地のイメージとは少し違っていました。

 これも鉄道一つで西ヨーロッパの各国から遊びに行くことができるという、交通の便の良さからこそなのかもしれません。



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 マッターホルン・ゴッタルド鉄道 ツェルマット駅

 ツェルマットでゴルナーグラート登山鉄道に乗り換え、さらに急な勾配を登っていきます。この鉄道は始点と終点で標高差が1400m近くあり、まさに「登山」としか言い様のない路線です。

 出発してしばらくすると眼下にはツェルマットの街並みが広がり、マッターホルンが目に飛び込んできます。




森林限界を超える


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 リッフェルアルプ駅を過ぎると森林限界を突破し、眺望が大きく開けます。リゾートホテルのあるリッフェルアルプ駅も大分高い場所にありましたが、列車は更に山を登っていきます。

 途中駅で鉄道工事の作業員達とすれ違いました。厳しい自然の中で、常にメンテナンスを続けているのでしょう。先ほどの写真にもあったように路線そばで大きな崖崩れが起きることもしばしばあるようです。




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 線路がカーブし、尾根の上を電車が登っていきます。

 そこで目に飛び込んできたのは更に大きな姿となったマッターホルンの姿でした。



リッフェルベルクへ

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 リッフェルベルク駅に到着します。

 リッフェルベルクの駅舎はスキー場のリフト乗り場のような風情です。ホームの反対側には牧草地が広がり、のどかなカウベルを響かせながら羊たちがやってきました。空は恐ろしく澄んだ青色をしています。草の葉は午後の陽光を受けて明るい黄緑色をしています。



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 駅前には何もありません。ホテルまで未舗装の道が続き、トレッキングコースの看板が行き先を示してくれるだけです。

 音も何もしません。

 音がしないということがいかに新鮮か。日常がいかにノイズに満ちあふれているかを痛感します。





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 リッフェルベルク教会

 ホテルのすぐそば、駅前とは思えない場所に人気の無い教会と美しい山並みが広がっています。神秘的な場所です。

 逆さマッターホルンを撮影できるトレッキングコースの終点近くにありますが、夕刻(といっても20時近くですが)にはほとんど通る人がいません。ただ静寂だけが広がっていました。山並みのシルエットと雲の動きがこの教会にとても合っています。実に美しく、素朴でした。また一度行きたいですね。

マッターホルンの美しい姿を描いたこちらの記事もご覧下さい。

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by vivid_bit | 2013-08-03 19:21 | EF24-70mm L USM
中世の街プラハ、モノトーンの世界を旅して
チェコ共和国の首都プラハ。中世の雰囲気を色濃く残すこの街ですが、1600年代以降はヨーロッパの政治・文化・芸術の本流からは外れていました。

皮肉なことに大国の中心地で無くなったことで、以後の独仏、独ソの係争の中心からも外れ、第二次世界大戦においても、ソ連軍総反攻の主方向に当たることなく、ケーニヒスベルク(カリーニングラード)のように美しい町並みが根こそぎ破壊される事態を避けることができました。


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EOS 5D MarkII + EF24-70mm L USM

プラハは本屋の街でもあります。古本やアンティーク品を扱うお店も多く、枯れた雰囲気のあるお店が多く存在します。

キヤノンEOS 5D MarkIIと24-70mmLが、街のスナップであっても小物の撮影であっても汎用的かつ安定的にこなしてくれます。このコンビは大量に撮影したいときのメイン機材として活躍してくれているのですが、やはりケチのつけようの無い品質です。かなり時間の無い旅だったのですが、滞在中もトラブルフリーでした。



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EOS 5D MarkII + EF24-70mm L USM


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EOS 5D MarkII + EF24-70mm L USM

街を歩いて楽しかったのはパリよりもプラハでした。市街地はどれもこの写真のように雰囲気があり、その陰影はどれもドラマチックです。

落ち着いた路地に見えるタトゥー屋の看板。少しアンダーグラウンドの香りが漂う空気の中で、痩せた犬が徘徊する景色は何とも不気味です。




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EOS 5D MarkII + EF24-70mm L USM

プラハの天文時計は、プラハの中でも一、二を争う名所です。からくり時計が起動するのを目当てに毎正時に多くの観光客が集まってきますが、室町時代の頃から設置されているこの時計の歴史からすれば、からくり時計の機能が加わったのはつい最近とも言って良いぐらいです。

中世においては正確な機構により時を刻む時計こそがサイエンスの象徴であり、最新鋭の機械でした。ヨーロッパの中心で時代の先を進んでいたモニュメントが、今では中世の趣を残すノスタルジックな場所になっているのは興味深いところです。

渋谷駅前のスクランブルと巨大ビジョンをそのまま300年残したら、きっと巨大なハードウェアで最新情報を得ることがなくなった未来の人には最高の遺物として目に映るのでしょう。

モノトーンで色彩を捨象し、シンプルに見える世界でこそ、歴史を見てきたモニュメントの持つ重みがより一層伝わってくるように感じます。


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EOS 5D MarkII + EF24-70mm L USM

パリの地下鉄の車両の中で、お金をせびる大道芸人に出くわしたとき、演奏の押し売りをしている癖になんて厚かましい人間なんだと呆れると同時に、日本の公共空間のクリーンさに改めて気づかされました。

一方、プラハも大道芸人は多く、観光名所で演奏をする人も多いのですが、「大道芸人」と言うには申し訳ないほど、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれる人が多いことに驚きました。街の雰囲気にふさわしい「アート」がそこにはありました。多くの観光客もそのことに気づいたのでしょう。街角のカフェの一角には演奏に聴き入る聴衆の人だかりができていました。

彼女は何を思ってプラハで演奏していたのかは分かりません。しかし、モノトーンの街並みの一角で、モノトーンの風景に溶け込むアートを作り出す一人であったことは確かです。


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by vivid_bit | 2013-06-10 20:01 | EF24-70mm L USM
東京ホタル、明日開催&ひとことガイド
一年で終わってしまうのは勿体無いと思っていた東京ホタル。ついに今年も「東京ホタル2013」として開催されます。
こちらは昨年の写真です。

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EOS 5D MarkII + EF24-70mm L USM


隅田川に青く光るLEDが漂う姿とライトアップされたスカイツリーのコラボレーションは実に見事です。

■混雑度合い
当日のチケットが無い方も多いと思いますが、見えることは可能です。かくいう私もチケット無しで当日飛び込んでの撮影をしました。

スカイツリーの見える隅田川西岸が混雑しています。
見えるところには必ず人で埋まっており、特に浅草周辺は大変な混雑になっています。
このあたりで急に来ていい写真を撮るのは難しいと思います。

混んでいますが吾妻橋と東武鉄道の橋の間は、アサヒビールとスカイツリーを背景に撮影でき、独特の絵が撮れそうです。

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言問橋より北側ではやや空いています。写真でお分かりのように、スカイツリーと川を絡めることができるのでおすすめの観覧スポットです。
こちらのサイトにある西Cブロックのあたり

直前に駆け込むならここか、隅田川右岸でしょうね(←こちらはよく知らない)。

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時間的には最初からいる方が、薄暮の空の青さとスカイツリーという美しい風景を見ることができるのでおすすめなのですが、最初は空が明るすぎて、LEDの球「いのり星(R)」が目立ちません。祈れません。

こちらの写真は午後7時2分に撮影したものですが、昨年は5月6日の開催だったため、もっと明るいと思います。

演奏などはあるのですが、球が流れる演出自体には変化が無いので、途中で帰ってしまう人がそれなりに多かったです。
なのでそのうち川の柵沿いなど撮影しやすい場所は徐々に空いてきます。アサヒビール前も最後には空いてきますので、黄金の輝きと青い光をコラボ撮影するのはこのときでもいいかと思います。

■撮影時のメモ
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今回の撮影時では人をシルエットにしてしまっているので、手前に多くの人がいても気になりませんが、これを避けたいということであれば、チケットを入手して前の方で撮影する必要があります。
ただ個人的には無料でも少々早めに来ればいくらでも良い場所はあると思っています。

共同通信の写真を見ると、メインステージ近くですと照明が準備されており、シルエットにするのは難しいようです

川の流れの性質上、徐々に流れの弱い川岸に浮かぶものがたまっていくことになりますので、下流にいくほど川の真ん中に球が無いという景色になります。そういう点でも上流がおすすめです。

屋形船が時折通るのですが、これを生かすか、外すか、なかなか難しいところです。屋形船の赤い光が青い空間にはミスマッチとも思えなくもないですが、隅田川東側を通る首都高速の照明とは合っています。

蔵前のあたりで回収作業をしているので、このあたりですと「いのり星(R)」がゴミのように漂って、必死に回収される微妙な姿が目に飛び込んできますので、非常に残念な気持ちになります。撮影の際にはご注意下さい。(こちらのサイトに詳しい記載があります)

■演出
あちこちにスピーカーが設置されて、持田香織のテーマ曲が流れてきます。
リピートの回数が半端ないので、ヤマダ電機ばりに洗脳されます。ご注意下さい。

■帰り道
銀座線に乗ったのですが、案外混んでおらず、花火後の駅と電車を想像すると拍子抜けします。
東武や日比谷線も走っていますし、駅が分散しているのが大きいのかもしれませんね。


この東京ホタルはとても印象的な風景を演出してくれます。明日のイベントにはぜひ足をお運びください!


蔵前観光(蔵前付近の情報はこちらへ)
http://kuramaekanko.com/archives/1102

東京ホタル|TOKYO HOTARU FESTIVAL 2013
http://tokyo-hotaru.jp/

東京ホタル Facebookページ
https://www.facebook.com/tokyohotaru

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by vivid_bit | 2013-05-24 15:27 | EF24-70mm L USM
六本木アートナイト2013と六本木の桜の夜
夜通し開催している六本木アートナイト2013に参戦。
去年は震災で中止になった2011年の分まで取り返そうという勢いがありましたが、野外を練り歩くイベントも無かったですし、今年はちょっと寂しかったかな…。

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六本木の東京ミッドタウン脇の桜並木です。今まさに満開です!




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by vivid_bit | 2013-03-24 12:04 | EF24-70mm L USM
赤坂氷川祭、山車が街をゆく
赤坂氷川祭最終日には山車が繰り出されます。

今年は裏まつりなのですが、それでも赤坂通りを閉鎖して
都会のど真ん中を大きな山車が練り歩く光景は見事です。

すっかりファンになってしまいました。


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閉鎖された道に車無し。


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名店菊の井も出店を出しています。有名店の料理を気軽に食べられる秋祭りなんて
そうそうありません。






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電線を持ち上げながら山車は進みます。後ろに見えるのは東京ミッドタウン。
伝統的な祭とのコントラストが面白いです。












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夕暮れ時の光が美しい。

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夕暮れ時の長い影が印象的でした。



赤坂氷川神社
http://www.akasakahikawa.or.jp/
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by vivid_bit | 2012-09-25 01:24 | EF24-70mm L USM


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Biogon 28mm F2.8
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