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SPPで編集するモノクロの世界
SIGMA DP2 Merrillのモノクローム描写に、改めて唸らされました。

このシリーズは独特の色表現が特徴的ですが、FoveonX3の特性もあって、モノクロームの表現力もまた優れています。

昨今、現像ソフト「SPP」のバージョンアップにより、モノクロームの新たな楽しみがもたらされました。

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有楽町











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レンゾ・ピアノが設計したメゾン・エルメスはいつ見ても飽きない建物です。428mm角のガラスブロックが無限の如く天に向かって連なっています。モノクロで写し出されるシンプルな幾何学的な模様を、力強く描写できるのはこの圧倒的な解像力のおかげでしょう。

ちょっと眩しいようなそんな描写を出しつつ、シャドウを落としたコントラストの強いトーンも思いのままに表現できますね。

怖いぐらいの立体感がありますが、このような人工物に特に向いているカメラなのではと思います。モノクロでもそのイメージは変わらないですね。











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先日の写真とは別カットで。

シグマの超高解像カメラなどと聞いたらボケはどうなんだと言われそうですが、このボケも悪くないんです。











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Adobe Photoshop Lightroomでトーンカーブを調整しています。人影を背景から分離させつつ、新幹線を適度な明度で仕上げるためにはSPPだとちょっと難しいところがあります。

これだけ解像力があってクッキリハッキリのモノクロームにすると、イラストのような人工的な印象がしてきますが、ノイズを乗せることでまた自然な雰囲気も出てきます。

撮ったものをレタッチしながら、今まで以上にDP2 Merrillで撮られた絵の面白さを感じてきました。コントラストのはっきりした絵的な表現もできますし、スナップらしい自然な描写ももちろん得意です。

これだけの解像力があると、岩肌や森の葉、高いところからの街の情景など、ちょっとザワザワした風景を撮りたくなるところですが、普通に使って力を発揮できるということを忘れてはいけないですね。



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by vivid_bit | 2013-06-09 12:00 | DP2 Merrill
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